流出グループ

『フィールドワーク』で試料を回収

 『実験・分析』で環境汚染物質の挙動を把握

 

 流出グループは都市域ノンポイント負荷の中でも自動車交通に着目し、研究を進めています。自動車より排出される排ガスには、人や生態系への影響が懸念される重金属類や多環芳香族炭化水素(PAHs)が含まれています。さらに、これらには難分解性であるものが多く、難分解性物質はその化学的安定性から環境中に長く残留する ため、環境に与えるインパクトは大きいと考えられています。これらの物質が自動車から排出され、大気浮遊、大気降下、路面堆積、降雨による流出という過程で環境に対して影響をおよぼす可能性があると考えられ、それぞれの過程における調査・分析・挙動解析を行っています。


 

一般道路排水調査

    『都市域における汚濁物質・微量有害物質の流出特性に関する研究』

 

工場・自動車といった都市活動から排出されるばい塵・ばい煙は晴天時に屋根・道路面等に堆積し降雨時に雨とともに流出します。また、これらの中には重金属類や多環芳香族炭化水素(PAHs)といった微量でも人や生態系に悪影響を及ぼす物質が含まれており、受水域の水環境への影響が懸念されます。降雨によるノンポイント負荷の挙動特性とその定量化を行うために草津市役所近くの一号線で一般道路排出水の採取と排出先にある集水桝での底質採取を行っています。

 

 

                               

 

 


 

 大気調査   

   『都市活動に由来する大気汚染物質の現存-挙動特性に関する研究』

 

自動車排ガス中には数多くの有害汚染物質が含まれています。自動車から環境中へ排気ガスとして放出された汚染物質はまず大気中に浮遊し、その後乾性降下や湿性降下し、水環境へ流出していきます。このように水質汚濁のメカニズムの解明や、生態系のリスク評価を行う場合は重要な発生源である大気環境中の汚染実態を把握する必要があります。そこで、大気環境中の有害汚染物質の実態や特性を把握することと、大気から地表面や水面への降下現象による負荷量を定性定量的に把握することを目的とし、最終的には河川や湖への流入負荷削減の施策につなげていこうと考えています。

          草津市役所

 


過去の研究例

  

•名神高速道路高架下における汚濁物の流出特性と土壌ろ過特性       

•道路交通に由来する微量有害物質を対象としたオンサイト処理装置の性能評価方法

•赤玉土を用いた自動車由来微量有害物質の吸着除去に関する基礎的研究

•市街地の雨水調整池および雨水桝における大雨後の微量有害物質(PAHS)の現存特性

•高速道路草津パーキングエリアにおける汚濁物のヒュームセプターによる除去効果