処理グループ

 『実験・分析』で浄化手法の検討

 

処理グループは処理方法が難しい都市域ノンポイント負荷の中に含まれる微量有害物質の除去方法に着目し、その処理方法を検討しています。主には自動車交通由来の重金属類や多環芳香族炭化水素(PAHs)に着目し、それに対して安価で簡単に処理ができないか、様々な面から検討しています。今年度は土壌浄化(赤玉土)と炭素繊維のリサイクル材、ファインバブルという細かい気泡を用いています。
 


 

処理調査

    『ファインバブルを用いた下水処理に関する研究』

ファインバブルは農業・水産業での活用をはじめとし、製造分野、洗浄、食品、化粧品、医療・薬品、水質浄化など幅広い分野での応用技術の開発が進んでいる。一方、下水処理方法の一つである標準活性汚泥法であるが、水中の溶存酸素値が低くなるとバルキングの現象が起きてしまう。その解決策として、ファインバブルを用いて溶存酸素値を上げるという提案もされているが、実際にデータをとった研究はほとんど行われていない。そこで、標準活性汚泥法における生物反応槽にファインバブルを用いることで、バルキングを抑えつつ高い処理効率が得られるかを測定することで、ファインバブルの下水処理への適用可能性について検討する。

 

 


 

 土壌浄化・炭素繊維浄化   

   『赤玉土と炭素繊維不織布の吸着除去特性に関する研究』

本研究では赤玉土と、炭素繊維不織布の再利用品を用いて、PAHsと重金属類の吸着除去特性を評価するために、2種類の実験を通して基礎的な検討を行っている。赤玉土も炭素繊維も市街地排水処理施設において接触材・吸着材として用いられているが、赤玉土は安価で入手しやすいことやリンや有機物の吸着に関して優れていることが知られている。炭素繊維不織布は飛行機などの素材として使用した後の素材であり、現在その処理方法について議論されている。炭素繊維は生物親和性が高いことが知られており水処理への可能性が高いと考えられる。またどちらも熱に強く、微量有害物質吸着後の再利用についても期待できる素材である。

 

 


過去の研究例

  『赤玉土と炭素繊維不織布の吸着除去特性に関する研究』